11月16日坂東流チャリティ舞踊会で「高尾」を踊ります

来る11月16日(日)浅草公会堂で開催される第61回坂東流チャリティー舞踊会において、出演させていただきます。

演目は「高尾ざんげ」。吉原の伝説の花魁「高尾」が亡霊となって現れ、生前の廓生活のつらさ、四季折々のつかの間の楽しみを踊りで語った後、終盤は地獄の責め苦となって終わります。「亡霊」と「地獄の責め」の表現、その対極としての四季の楽しみ(楽しみといってもその中につらさもにじんでいて…)を、身体の中に込められるのかが難しいと思っております。

「遊女務めでさえつらいのに、なぜ死んでまで地獄の責め苦に合わなければいけないのですか?」と問う人がいました。それは、人にうらまれがちな遊女という仕事において、おそらく繊細だった人ゆえに苦しんだ花魁の心象風景なのかもしれません。

舞踊会は11時開演。「高尾ざんげ」は12時頃かと予想。

チケット代は5000円で、当日はこの他にもたくさんの演目が上演されます(下記参照)。ご希望の方は、メールかお電話でご連絡下さい。