教室で大事にしている三つのこと Policy

当教室に入門する皆さんは「美しい所作を身につけたい」「体を動かし体幹を鍛えたい」という希望をもって来られます。
教える立場から見ると、正座をしたり、正座からスッと立ち上がったり、股を引き締めたり、腰を低くして動作をすることが苦手な方が多いです。背景に、現代日本の生活様式の変化があり、正座したりしゃがんだりする機会が少なくなったことがあると思います。日舞をお稽古することで、かつて日本人が普通にできていた足腰を中心とした身体の使い方を再生し、美しい所作やたたずまいを身につけていってほしいと思います。

技術革新と世の中の流れは、ますます速くなっているように感じます。変わりゆく時代に、変わらないものを維持するのは大変です。それでも、変わらないものを残す努力をしてきた人達のおかげで、時代を超えて残っているものがあります。「伝統」とは、そういう努力によって残ってきたものではないかと思います。私達が伝統芸能や伝統文化のお稽古事をするということは、自分の中に小さな文化遺産を育てることでもあります。時代を超えて変わらないものを大切に思い、次の世代に渡していけるといいな、というのが私の考えです。

今ほど情報があふれていなかった時代、人々は言葉を大切にしていました。心や感情を表す言葉、美しい情景を表す言葉。悲しみや憤り、それをつきぬけたおかしさ、かっこよさ。かけことばで遊んだり…。日本舞踊は、昔の人が大切にした言葉を身体による所作で表します。AI(人工知能)ができないけれど、人間ができること。それは生物としての身体をもっていて、身体で感じることができるということ。脳の奥深くで行われている、いわゆる直観。伝統芸能をお稽古することは、そうした直観を養うことにも通じるのではないかと思っています。

日本舞踊のお稽古・私の場合 Voice

踊りであり芝居でもあるから面白い
おさらい会には祖父や祖母も
バレエやヒップホップなどやってきましたが、日舞は踊りでもありお芝居でもあること、唄の言葉が振り(振り付け)になっているところが、他のダンスにはない面白さです。
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おさらい会の緊張感と達成感
体にも心にも心地良いもの
晴れの着物を着て観客の皆さんの前で踊る。おさらい会は大変です。とても緊張します。でもそれ以上に達成感を味わうことができます。日舞は、生活に張りや彩りを与えてくれます。
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「姿勢」「歩き方」の基本を学ぶ
役者として人として成長できるもの
「腰を入れて踊る」「着物を着ることで背筋が伸びる」など、演じる上での基本を学びました。社会で生きる上での作法も学ばせていただいています。
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日舞があるから仕事も頑張れる
扇子さえあれば身一つで練習できる
仕事とは別の自分に出会いたくて、好きなことを掘り下げて、たどりつきました。お扇子さえあれば、自分のペースでお稽古できるのに、深い世界なところが好きです。
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電車で1時間かけて通っています
お稽古歴1年8カ月ここらさん(中学3年生)
羽根つきや鞠(まり)つきのところは楽しんで踊りました(妹)発表会前は細かいところまで一生懸命練習しました(姉)
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まずは体験レッスンへ!
一緒に短い曲を踊ってみましょう!
選べる体験レッスン受付け中
1. お稽古見学(無料)
2. 簡単体験(洋服でOK 1500円)
3. 本格体験(ゆかた着付けあり 2000円~2500円)
